インテルの人気高性能 CPU 「Core i7-8700K」の性能比較です。
Core i7-8700K 基本性能比較
Core i7-8700K | Core i7-8700 | Core i5-8400 | Core i7-7700K | |
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性能スコア | 12055 | 11320 | 8630 | 9026 |
コア数 | 6 | 6 | 6 | 4 |
スレッド数 | 12 | 12 | 6 | 8 |
動作周波数 | 3.70 GHz | 3.20 GHz | 2.80 GHz | 4.20 GHz |
最大周波数 | 4.70 GHz | 4.60 GHz | 4.00 GHz | 4.50 GHz |
キャッシュ | 12 MB SmartCache | 12 MB SmartCache | 9 MB SmartCache | 8 MB SmartCache |
TDP | 95 W | 65 W | 65 W | 91 W |
内蔵GPU | インテル UHD グラフィックス 630 | インテル UHD グラフィックス 630 | インテル UHD グラフィックス 630 | インテル HD グラフィックス 630 |
対応ソケット | LGA1151 | LGA1151 | LGA1151 | LGA1151 |
これまでの Core i7 シリーズは、4 コア 8 スレッドの製品が主流となっていましたが、 Core i7-8700K はコアが 2 つ増えた 6 コア 12 スレッドとなっています。
当然並列処理能力は上がっているので、ゲームを起動したままブラウザで Web サイトを見たり、動画や音楽の再生、スカイプ等のボイスチャットなど、複数のアプリを同時に使用する作業が快適に行なえます。
動画のエンコード等の不可のかかる作業にも強いので、動画制作を行う方にもおすすめです。
Core i7-8700K 性能スコア比較
旧世代から順当に性能アップしています。下位製品の Core i5-8400 と比較しても、それなりに性能差があるので投資する価値は十分にあると思います。
Core i7-8700 との比較
Core i7-8700 との最大違いは、定格周波数よりも高い周波数で動作させる OC (オーバークロック)ができるという点になります。当然、 OC をする場合は Core i7-8700K 一択ですが、基本的に OC はパソコン初心者が手を出すようなものではないので、その場合は Core i7-8700 も選択肢に入ってきます。
基本スペックで見た場合、 Core i7-8700K と Core i7-8700 の主な違いは動作周波数になりますが、最大周波数で見ると 4.70 GHz と 4.60 GHz でほとんど差がないように、実際にベンチマークスコアでもそこまで差は出ません。
とはいえ、定格の周波数ではそれなりに差があるので、実際に使用した場合はもう少し差が出てくると思いますが、体感でどの程度差が出るのかは微妙なところです。結局のところは、コスト重視なら Core i7-8700 、予算に余裕があるなら少し余裕を持たせて Core i7-8700K を選んでおくのが無難かもしれません。
総合評価
Core i7-8700K は、ゲームパソコン向けにおすすめできる非常に優秀な CPU です。基本的にどんなゲームも快適にプレイ可能だと思うので、よくわからない場合や迷ったときもとりあえず Core i7-8700K を搭載したパソコンを購入しておけば間違いないでしょう。
ただし、純粋な性能で見た場合、 Core i7-8700 とはそこまで大きな差はないので、コスパ重視なら Core i7-8700 を選んでもいいと思います。
動画のエンコードも快適に行えるので、動画制作を行う方にもおすすめです。
これより上位の製品になると、値段が一気に跳ね上がってしまうので、コストパフォーマンスを考えてもこの辺りの製品がおすすめになります。